ファイブスター物語の原型角川書店 重戦機エルガイム1&2角川書店 Fool for the City永野護がキャラクターデザイン、メカニックデザインを担当したサンライズアニメ『重戦機エルガイム』の特集本二冊と、永野護描き下ろしコミックス『Fool for the City』一冊、全部で三冊セットです。40年近く前の本であり、細かいキズやヤケ、褪色があります。中古本であることもご理解いただき、ノークレーム、ノーリターンをご了解いただける方のみお取引させていただきます。重戦機エルガイム2の表紙はエルガイムMkⅡですが、側頭部に『BLOOD TEMPLE』の記載。オリジナルを発掘したとの設定。本書内には、The Five Star Stories の星団暦年表が記されており、開闢から6000年代までの大まかな流れが示されています。後にFSSでアマテラスの物語として描かれる物語を、エルガイムの物語として、オルドナ ポセイダルを軸に表現されています。なんと言っても、この二冊のハイライトは、永野護が描き下ろした日本画のような美しいイラストです。ブラッドテンプル、空中宮殿フロートテンプル、ガストテンプル(顔はバッシュザブラックナイト似)、エンパーテンプル(ヤクトの原型?)後に、MHやGTMとしてFSSを彩るメカが、ヘビーメタルと呼ばれていたところからの変遷過程が窺えると思います。ファティマとヘッドライナーとの関係も、エルガイム当時から匂わせられており、アニメの中でも、MkⅡの頭部にファティマのような人影を描き込んでいるところなど、ワクワクさせられます。 確か、A級ヘビーメタルは超古代の遺物であり、一体一体がオートクチュールで、ファティマが内蔵されているとか。。。おまけで付けた『Fool for the City』も、永野護ワールドを彩る大切なピースです。洋楽(ロック)、WWⅡ(ドイツ軍メカ)の沼人である永野護先生の、キャラクターやメカニックのネーミングは、これらの影響であることが感じられます。FSSでもお馴染みのFUログナーやエルガイムのパンクキャラであるマクトミンの名前が出てきますし、内燃機関エンジンはホットと呼ばれ、ベーシストはビートリズマーと呼ばれ、なかなかのはじけぶり。永野護先生ファンの方にお買い上げいただければうれしいです。