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#山悌本 #学術書 #山悌昆虫本「蚊の科学」#図鑑の北隆館 #北隆館 #昆虫#生物学 #動物学 #昆虫学 #衛生害虫#佐々学 #栗原毅 #上村清 #本 #BOOK #昆虫 #蚊 #自然科学と技術#マラリア「蚊学ノ書」#椎名誠 #CWニコル佐々 學(さっさ まなぶ 1916年3月14日-2006年4月10日)は日本の寄生虫学者、衛生動物学者戦後日本の復興期に、八丈小島のマレー糸状虫症の研究など、公衆衛生の面で多くの業績を上げた。日本衛生動物学会を育成された佐々学博士は2006年4月10日に亡くなられた。佐々先生は東京帝国大学医学部を卒業後、1941年、海軍軍医としてマレーシアのペナンに半年滞在中に、残されていた英国の資料から、マラリア媒介蚊の生態を調査して発生源をたたくことがマラリアの防疫に重要なことを知られ、それが先生の研究に決定的な影響を与えた。東京の海軍軍医学校で大東亜圏のマラリア媒介蚊の鑑別、デング熱媒介蚊の調査などをまとめる。1946年、海南島から復員。東大伝染病研究所に戻り、セービン博士のお供をして岡山で日本脳炎媒介蚊などを調査。1947年から日本の蚊の分類と検索の研究に、北海道など日本各地を採集してまわられた。日新医学に日本の蚊の雄外部生殖器による分類を連載され、エゾウスカ、エセチョウセンヤブカ、アサヌマヤブカ、アカエゾヤブカ、ブナノキヤブカ、シロカタヤブカの新種記載などをされた。また、1948年に「蚊を調べる人のために」を著され、40種を超す蚊の形態や発生場所などを明らかにされ、後年(1971年)著された「蚊の科学」とともに、われわれ後進の座右の書となった。 その後、フィラリア媒介蚊の駆除実験、アカイエカ群の交雑実験、胎生メダカ(カダヤシ)を用いた蚊幼虫対策などに力を注がれたが、とくに1967・68年には岡山で精力的に日本脳炎媒介蚊コガタイエカの生態研究をされた。 晩年はユスリカの研究に没頭され、多くの新種を記載されたが、1985年JICAの調査団長、1990年には科研「ソロモン諸島のマラリア研究」代表者としてソロモン国でのマラリア駆除および媒介蚊対策を研究指導された。
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